【2025年7月最新情報】東京2025世界陸上観戦ガイド ~チケット・放送予定・アクセス・注目種目~

【2025年7月最新情報】東京2025世界陸上観戦ガイド ~チケット・放送予定・アクセス・注目種目~

2025年9月に東京で開催される世界陸上競技選手権大会(東京2025世界陸上)に向けて、日本のファンが観戦計画を立てるための情報をまとめました。

チケット情報からテレビ放送予定、スタジアム(国立競技場)へのアクセス、そして人気種目の競技日程まで、公式発表に基づく信頼性の高い情報を中心に解説します。

ぜひ本記事を参考に、大会を存分に楽しむための準備を進めてください。

チケット販売状況

公式チケット販売は2025年1月31日から一般販売が開始され、現在も好評販売中です。販売チャネルは公式チケット販売サイト(チケットぴあ特設サイト)、チケットぴあ通常サイトTBSチケットサイトの3つのみとなっており、これらが公式に認められた購入先です。

公式以外の業者・リセールサイトで購入したチケットは無効となる可能性がありますので注意しましょう。

販売スケジュール

一般販売開始後、一部セッションは早々に完売しましたが、追加販売が6月に決定しました。特に人気の高かったDAY2・DAY7・DAY8・DAY9のイブニングセッション(夜の部)については、一旦完売したものの6月20日18:00よりチケットの販売が再開されています。

これに合わせ、新たな席種「テーブル付ペアシート」(テーブル付き2席セット)も販売開始されました。追加販売後も残席が僅かなセッションがありますので、公式サイトで最新の在庫状況を確認すると良いでしょう。

席種と価格帯

座席は大きくプレミアム1・プレミアム2・カテゴリーA・B・C・テーブル付ペアシートの6種類が設定されています。それぞれの価格(税込)はセッション(午前のモーニング/平日夜のイブニング/土日祝夜のイブニング)によって異なります。

例えば、カテゴリーC席(もっともリーズナブルな席)の場合、モーニングセッションは2,500円、平日イブニングは4,000円、土日祝イブニングは5,000円です。

一方でプレミアム1席(最上位席)は土日祝イブニングだと50,000円と高額ですが、その分ゴール付近の見やすい席となっています。

チケットの入手方法

チケットは上記公式サイトからオンラインで購入できます。購入には各サイトの会員登録(ぴあ会員IDやTBS IDなど)が必要です。

席種によっては予定枚数終了(売り切れ)となっている場合もありますが、その場合でも公式リセールサービスを利用する手があります。

公式リセールとは、購入後に行けなくなった人が定価でチケットを出品できる公式の再販制度です。公式チケット販売サイト経由で買ったチケットは公式リセールサイトで出品可能で、購入希望者はそこで定価チケットを入手できます。

チケットぴあやTBSチケットで購入した分も各サイトのリセール案内を確認してください。リセール出品できない席種(テーブル付ペアシートや一部特別席)もありますのでご注意ください。

なお、非公式の転売サイトで売買されたチケットは無効化される恐れがあります。観戦に行けなくなった場合は必ず公式リセールを通じて譲渡するようにしましょう。

テレビ放送予定と配信情報

大会期間中はテレビ中継やオンライン配信で各競技を楽しむこともできます。東京2025世界陸上の日本国内向け放送は、基本的にTBS系列(JNN系列の民放各局)による独占生中継となる見込みです。

実際、1997年以降の世界陸上は一貫してTBS系列が放送しており、東京開催の1991年大会を除きNHKでの中継実績はありません。今回も大会プリンシパルサポーターとしてTBSテレビが公式メディアパートナーに名を連ねており、地上波生中継の中心となります。

具体的な放送スケジュールは大会が近づいてから正式発表されますが、想定される中継・配信体制は以下の通りです。

地上波テレビ中継

TBS系列全国ネットで連日生中継予定です。大会期間中のプライムタイムを中心に、主要決勝種目や日本人選手の活躍が見込まれる種目を生放送する見込みです。

例えば9月14日夜の男子100m決勝や、大会最終日のリレー決勝などはゴールデンタイムにTBS系列で全国生中継されるでしょう。TBSの世界陸上公式サイトでも放送予定が随時案内されます。

BS放送・録画

BS-TBSにて大会ハイライト番組や録画中継が編成される可能性があります。過去大会ではBS-TBSで深夜や翌日にその日の総集編を放送する形態が取られており、2019年ドーハ大会でも「BS-TBSで連日ハイライト放送」が行われました。

地上波で放送されない種目の録画中継や、日本選手のインタビュー・舞台裏をまとめた特別番組なども期待できます。

ネット配信(ライブ/見逃し)

TVerやTBSの運営する動画配信サービスでも中継が視聴できる可能性があります。最近のスポーツ中継では民放各社がTVerで同時配信を行うケースも増えており、世界陸上でもTBSのテレビ放送をスマホやPCでリアルタイム視聴できるようになるかもしれません。

さらに、TBS系列の有料配信サービスParavi(パラビ)では一部種目のライブ配信やマルチアングル配信が行われる可能性があります。

前回大会ではParaviで地上波未放送の種目をライブ配信した実績があるため、今回も例えば午前中の予選セッションやマラソンのスタートからゴールまでなど、ネット限定で配信されるコンテンツが用意されるでしょう。

NHKの放送

現時点でNHKによるライブ中継の発表はありません。世界陸上は民放(TBS)の放映権イベントであるため、NHK総合やBSで競技を生中継する予定はない見込みです。

ただしNHKは大会期間中のスポーツニュースやハイライト番組内で結果速報や選手インタビューを伝える可能性があります。

また、NHKが独自に配信権を持つ場合はNHKプラス(同時配信・見逃し配信サービス)で視聴できるケースもありますが、基本はTBS系列の中継を見るのがベストでしょう。

視聴環境を整えるポイント

大会期間は深夜帯まで競技が及ぶ日もあります(例えば夜22時過ぎに決勝が行われる短距離種目があります)。リアルタイムで観られない場合でも、録画予約や見逃し配信を活用してお目当ての種目をフォローしましょう。

またスマートフォンでの視聴には通信量にも注意が必要です。自宅のテレビで地上波、生中継をネットでスマホ視聴、ハイライトをBS放送で録画チェック…と組み合わせて、世界トップレベルの戦いを見逃さないようにしたいですね。

国立競技場へのアクセス

大会メイン会場の国立競技場(東京都新宿区霞ヶ丘町10-1)へのアクセス方法を確認しておきましょう。

大規模イベント時には周辺が非常に混雑することが予想されますが、公共交通機関を使えば複数の最寄り駅から徒歩圏内です。観戦当日は時間に余裕を持って早めに出発することをおすすめします。

最寄り駅(電車)

国立競技場に近い主な駅は以下の通りです。

都営地下鉄大江戸線「国立競技場駅」 (A2出口)

スタジアム北側の千駄ヶ谷ゲート至近徒歩約1分。最寄駅の中で最もスタジアムに近く便利ですが、大江戸線のホームは地下深くにあり、混雑時は改札から地上に出るまで10分近く要する場合もあります。大会終了直後は乗車まで長い列ができる可能性が高いです。

JR中央・総武線(各駅停車)「千駄ケ谷駅」

北側ゲートまで徒歩約5分。新宿駅から総武線各停で2駅約5分、東京駅からは中央線快速+各停乗換で20分程度です。中央線快速(オレンジ色の電車)は停車しないので各駅停車(黄色い電車)を利用してください。

JR中央・総武線(各駅停車)「信濃町駅」

東側ゲートまで徒歩約5~9分。千駄ヶ谷駅の1つ隣で、こちらも各駅停車のみ停車します。スタジアム東側の青山門方面に近く、帰りは千駄ヶ谷駅が混雑している場合に信濃町駅へ歩いて迂回するのも一手です。

東京メトロ銀座線「外苑前駅」 (3番出口)

スタジアム南側ゲート(外苑門)まで徒歩約9~10分。渋谷駅から約6分、銀座駅から約17分と都心からのアクセス良好です。途中に明治神宮野球場や秩父宮ラグビー場、日本青年館等があり、競技場方向の案内表示も充実しています。大会後の表参道・青山方面への食事や観光ついでに使うのも良いでしょう。

東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「青山一丁目駅」

スタジアム東側(青山門)まで徒歩約15分。銀座線も乗り入れており、人混みを避けたい場合の候補です。

東京メトロ副都心線「北参道駅」

スタジアム西~南側(外苑門)まで徒歩約12分。新宿三丁目駅から1駅で、千駄ヶ谷門方面が混雑する場合の迂回ルートとして使えます。各駅から国立競技場までの所要歩行時間は目安です。大会当日は混雑で通常より時間がかかる場合があります。

アクセスのポイント

会場には4つの主な入場ゲート(千駄ヶ谷門・青山門・外苑門・中央門)があります。座席の場所によって最寄りゲートが異なるので、事前に自分の席に近いゲートを確認し、最寄り駅も使い分けるとスムーズです。

例えば、メインスタンド寄りの席なら千駄ヶ谷門/中央門が便利、バックスタンド側なら青山門や外苑門から入場すると早いです。競技場周囲は一周1kmほどあり移動に時間がかかるので、余裕を持って行動しましょう。

混雑と所要時間

国立競技場は最大収容約68,000人の大施設です。入場時は手荷物検査や座席までの誘導で時間を要するため、開場直後~開会式前後はゲートが混み合います。

例えば夜の部18:30開始なら少なくとも1時間前までに到着、朝8:00開始ならば遅くとも7時台前半には会場に向かうことをおすすめします。特に初日9/13(土)18:30頃には開会式的なセレモニーも予定される可能性があり、早めの行動が吉です。

周辺施設・利便性

スタジアム周辺には飲食店やコンビニが限られています(千駄ヶ谷駅周辺に数店、外苑前駅周辺に飲食街あり)。観戦前に駅周辺で食事や飲み物を調達しておくと良いでしょう。

また大会期間中は道路規制も行われます。特に9月13日・14日・15日朝は競歩・マラソンで都心部に交通規制が敷かれるため、タクシーや自家用車での来場は困難です。公共交通機関の利用と徒歩でのアクセスを基本に計画してください。帰りも競技終了直後は駅が大混雑しますので、急がない場合は周辺で少し時間をずらしてから帰路につくのも一案です。

人気種目の日程と観戦プラン

世界陸上の醍醐味はなんと言っても世界最速・最強を決める決勝種目の数々です。中でも日本で人気・注目度の高い男子100m各種リレー決勝、そして男女マラソンは観戦プランを立てる上で押さえておきたいポイントです。

以下に主要種目の開催日程と時間をまとめます。どのセッションのチケットが必要か、テレビ観戦の場合は何日の何時かをチェックしましょう。

種目日時(日本時間)セッション (DAY)備考・会場
男子100m 決勝9月14日(日) 22:20頃Day2 イブニング大会2日目夜。世界最速決定戦
女子マラソン 決勝9月14日(日) 8:00スタートDay2 モーニング大会2日目朝。国立競技場発着コース
男子マラソン 決勝9月15日(月・祝) 8:00スタートDay3 モーニング大会3日目朝。国立競技場発着コース
女子4×100mリレー 決勝9月21日(日) 21:10頃Day9 イブニング (最終日)大会最終日夜。女子リレー
男子4×100mリレー 決勝9月21日(日) 21:20頃Day9 イブニング (最終日)大会最終種目(クロージング)

男子100m決勝

大会2日目の夜に行われます。9月14日(日)イブニングセッションの終盤(22時過ぎ)に予定されており、この時間には世界で一番速い男が決定します。

日本のサニブラウン選手も3大会連続決勝進出を狙っており、大観衆の中で日本新記録更新の期待もかかります。このセッションは非常に人気が高いためチケット争奪戦となりましたが、運良く追加販売で若干枚数が再提供されています。生で観戦したい方はDay2イブニングのチケット確保を検討しましょう(無理な場合はテレビ中継での観戦をお見逃しなく)。

マラソン(男女)

それぞれ大会2日目と3日目の朝8時にスタートします。スタート・フィニッシュはいずれも国立競技場内トラックで行われる予定で、スタジアムを飛び出した後は東京都心の公道コースを巡ります。

コースは明治神宮外苑や皇居周辺など東京の名所を通る設定で、女子は9/14(日)、男子は9/15(月祝)に実施。沿道観戦は無料でできますので、事前に発表されるコースマップを参考に応援スポットを決めておくと良いでしょう。とくに皇居前~日比谷周辺などは見どころです。

また国立競技場のモーニングセッションチケットを持っていれば、スタジアムで選手のスタートとゴールの瞬間を観ることができます。朝早い競技ですが、日本からも有力選手が出場予定のため、入賞やメダルの期待が高まります。大会当日は早朝より都心各所で交通規制が敷かれるため、公共交通で観戦ポイントへ向かいましょう。

リレー種目の決勝

大会後半に集中しています。中でも4×100mリレーは日本チーム(リレー侍)の活躍で毎回大いに盛り上がる種目です。男女4×100mリレー決勝はいずれも最終日9月21日(日)夜に組まれ、女子が21:10頃、男子は21:20頃スタート予定です。

実は男子4×100mリレー決勝は大会全日程の最後を飾る種目となっており、優勝チームが決まった後に閉会式セレモニーが行われる流れになるでしょう。日本男子リレーチームは過去に世界大会で何度もメダルを獲得しており、この東京大会でも「悲願の金メダル」への期待がかかります。

会場のボルテージが最高潮になる瞬間を味わいたい方は、Day9イブニングのチケットが必要です。追加販売でこの最終日チケットも若干数出ていますが依然入手困難な人気セッションです。テレビ観戦の場合も、最終日の夜はぜひ時間を確保して手に汗握るリレー決勝を見届けましょう。

その他

男子110mハードル決勝(9/16火 夜)や男子20km競歩(9/20土 朝)など、日本人選手に関係する注目種目が目白押しです。大会公式サイトや発表されている競技日程も参照しながら、「どの日のどのセッションで何の決勝があるか」を把握しておくと観戦計画が立てやすくなります。

複数の人気種目を一度に観たい場合はイブニングセッションがおすすめですが、午前中しか観に行けない方でもマラソンや競歩など見応えある種目があります。自分の興味のある競技に合わせてスケジュールを組み立て、東京2025世界陸上を存分に楽しんでください!