【もらい泣きインタビュー】村竹ラシッド、世界陸上東京 男子110mハードル決勝で堂々の5位!

東京世界陸上の決勝で堂々と戦い抜いた村竹選手。

結果は惜しくも5位でしたが、レース後のインタビューでは「何が足りなかったんだろう」と自らを問い続ける姿勢と、支えてくれた人々への深い感謝の言葉が印象的でした。その涙と声に、多くの観客が胸を打たれ、会場も画面越しのファンも思わずもらい泣き。

舞台に立てた誇り、これからも挑み続ける強い決意、そして「一人のアスリートとして幸せ」と語った姿は、日本中に大きな感動を届けました。

目次

レース内容

日本ハードルの歴史をつないで

1989年、静岡国際で準天堂大学の岩崎さんが初めて14秒の壁を破り、13秒9を記録しました。そこから多くの選手が次々に日本記録が塗り替えられていきます。

その系譜の先に立つのが、村竹ラシッド選手日本人初の12秒台、12秒92という驚異的な自己ベストを持ち、世界記録(12秒80)にわずか0.12秒と迫る存在として、東京世界陸上の決勝スタートラインに立ちました。

「先人たちが記録を更新し続けてきたからこそ、自分もその先へ挑める」――村竹選手の走りには、日本男子ハードルの歴史がつながっています。

決勝スタートリストと注目選手

ファイナルの8人に名を連ねた村竹は、中央のシードレーン5レーンに登場。隣には強豪が並びました。

  • 2レーン:フランスのクアウマティ
  • 3レーン:スペインのリピス(東京五輪4位)
  • 4レーン:ジャマイカのメイソン(準決勝で好走)
  • 5レーン:村竹ラシッド(日本記録保持者・12秒92)
  • 6レーン:ジャマイカのベネット(準決勝13秒27)
  • 7レーン:アメリカのコーデル・ティンチ(世界記録保持者と並ぶ12秒87の実力者)
  • 8レーン:スイスのジョセフ(準決勝13秒18)
  • 9レーン:アメリカの若き全米王者ジャコビ・サーブ(19歳)

まさに世界最高峰の布陣。会場は大歓声に包まれました。

レース展開

メダルを取って、12秒台を出して、陸上競技はすごいんだと伝えたい」――そう語った村竹は、地元・千葉県松戸市の誇りを胸にスタートラインへ。

スタートの瞬間、村竹は力強く飛び出し、序盤から先頭争いに加わります。並み居る強豪と互角に渡り合い、2〜3番手を粘りながらゴールへと突き進みました。

結果は5着。タイムは13秒18。世界のトップと肩を並べ、堂々と駆け抜けました。

金メダルはアメリカのコーデル・ティンチ選手が12秒99、銀メダルはジャマイカのベネット(13秒08)、銅メダルは同じくジャマイカのメイソン(13秒12)。世界の壁は厚くとも、日本代表・村竹は確かな存在感を示しました。

日本人歴代最高成績タイ

村竹の5位は、前回大会で泉俊介選手がマークした日本人最高成績に並ぶ快挙です。準決勝から決勝まで2本走り抜き、13秒1台を安定して記録。世界の舞台で堂々と戦う姿に、多くの観客が心を打たれました。

解説者が「短い時間の中で修正して決勝でさらにタイムを上げる力が、メダルへの条件」と語ったように、この経験は必ず次につながるはずです。

まとめ

日本ハードル界の歴史を背負い、未来を切り拓く村竹ラシッド。惜しくもメダルには届かなかったものの、世界5位という堂々たる成績を収め、観る者に夢と感動を与えました。

次なる舞台での挑戦に、さらなる期待が高まります。

魂を揺らぶられるインタビュー(ロングバージョン)

― お疲れ様です。

お疲れ様です。

― さあ、来ていただきました。見事 5 位です。村田ラシット選手に来ていただきました。お疲れ様でした。

ありがとうございます。

― 決勝の舞台、ご自身での感想聞かしてください。

何が足りなかったんだろうなって。
何が今まで間違ってたんだろうなって。ちょっとパリ終わってからの1年間、本気でメダル取りに1年間必死に練習して、本当に何が足りなかったんだろうなって。すいません。

― この大きな舞台で、そして東京国立の舞台で、素晴らしい走りでした。たくさんの人が勇気もらいました。

こんなにたくさんの人に見守ってもらえて、1人のアスリートとして本当に幸せです。だからこそメダル取ってみんなと一緒に喜びたかったんですけど。

― 村竹選手にとって、この東京世界陸上はまた大きな今後の力になると思います。この舞台、改めてどういった舞台だったか聞かしてください。

この長い陸上生活の中で東京世界陸上っていう、自分の国で世界陸上開催されることは本当に嬉しく思ってましたし、決まった当初は出場してかつメダル争いもできるぐらいまで実力つけられたなんて思ってもなかったんで。

決勝のファイナリストとして立てたってことは、誇りに自分でも思いたいです。本当にもう自分の足が持つ限り、何年かかってでもメダル取りたいなと思います。そう思いました。

― 村竹選手は日本の本当に宝です。引き続き頑張ってください。応援してます。
ありがとうございました。

―ありがとうございました。お疲れ様でした。

すいません。

織田裕二さん、今田美桜さんも「もらい泣き」

スタジオももらい泣き

スタジオでもこのインタビューのあとは、みんなもらい泣き。

TBS中継でスペシャルアンバサダーを務めた俳優・織田裕二さんは、そのインタビューを見てもらい泣き。「宝ですよ…ヤバい」と声を震わせ、村竹の全力の姿に深く胸を打たれた様子を隠しませんでした。

さらに、村竹選手へのメッセージとして、

「どこに飛んでいくか…日本新記録いきましょうよ。次はいつだ?ちょっと休んでね。23歳、ちょっとリフレッシュして」

と語り、次なる進化に期待を寄せました。

同じくスペシャルアンバサダーを務めた女優・今田美桜さんも、涙ながらに村竹選手の姿を見守りました。全力を出し切ったアスリートの姿に感情を重ね、日本陸上界の新しい歴史の瞬間をともに分かち合いました。

織田裕二さんからのエール

織田さんは「今回、本当にずっと見てきて、日本のレベルは本当に上がったなっていうのを実感してます。短距離も、棒高跳びも、走り幅跳びも…もう全部のところで。これだけ魂をかけて挑戦している選手…日本中の皆さんが感動とエネルギーを受け取っていると思います」と熱弁。

村竹ラシッド選手の涙は、ただの悔しさではなく、次への大きな希望の証。
そして、その姿にもらい泣きした織田裕二・今田美桜の反応は、観る者すべてが共有した日本陸上界の誇りを象徴していました。

織田裕二さんから一言「何が足りなかったか、わかった!」

織田裕二さんは、村竹選手のインタビューにあった「なにが足りなかったのだろう」ということに対するアンサーとして、「僕にはわからない」「周りのコーチ等がきっと見つけてくれる」と言った感じでコメントしていたのですが、最後の最後で「何が足りなかったか、わかったことがあります」と気づきを伝えてくれました。

それは、

「決勝のスタートの時のポーズが少しきまっていなかった」

とのことでした・・・。

皆さん、上記の動画でレース前の選手紹介の際の村竹選手のポーズを、ぜひもう一度見直してみましょう!

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