世界陸上2025と織田裕二 – 34年ぶり東京開催に燃える情熱

34年ぶりの東京開催となる世界陸上競技選手権大会(東京2025世界陸上)に、俳優・織田裕二さんがスペシャルアンバサダーとして帰ってきました。織田さんは1997年のアテネ大会から2022年オレゴン大会まで実に13大会連続でTBS中継のメインキャスターを務め、「世界陸上の顔」として長年親しまれてきた存在です。2023年大会を最後に一度“卒業”した織田さんでしたが、今回の東京開催にあたり「呼んでくださった」ことで電撃復帰が実現しました。

織田さん本人も「生きる化石みたいです」と笑いつつ、「1度卒業したんですけど東京ということでまた呼んでくれました」と感謝を述べ、34年ぶりの自国開催に並々ならぬ意気込みを見せています。ファンからも「織田裕二と言えば世界陸上。やっぱりこの人が戻ってきてくれて嬉しい!」という声が多く、ネット上では織田さんの復帰を喜ぶ投稿が溢れました。今回の世界陸上で織田裕二さんがどのような活躍を見せ、世間からどんな反応が寄せられたのか、情熱的なエピソードの数々を振り返ります。

目次

開幕直前イベントでの登場 – ファンの「裕二コール」に笑顔

織田裕二さんは大会開幕前日の9月12日、新宿住友ビル三角広場で行われた「TBS SPORTS FES」オープニングセレモニーに登壇しました。

会場には平日昼間にもかかわらず多くのファンが集まり、織田さんが姿を見せると待っていましたとばかりに「裕二!」コールと大歓声が巻き起こりました。織田さんは思わぬ熱狂ぶりに「皆さん、昼からテンション高めですね」と照れ笑い。司会の江藤愛アナウンサーから「もうレジェンドですね」と功績を讃えられると、「生きる化石みたいです」と自虐しつつ「ダラダラとやらせていただいて……今回は東京ということで卒業したんですが、また呼んでくださった」と感慨深げに語りました。

34年ぶりの東京開催が目前に迫り、「もうここまで来ちゃうと、昨日全然寝られなかった。気づいたら2時間ぐらいしか…」と興奮状態だったことを明かしています。織田さん自身「この感覚は初めて。多分、東京でやるせいだと思うんです」と分析し、「迎え入れなきゃいけないような、『おもてなししないといけないのかな?』というプレッシャーがあります。選手にはプレッシャー感じてほしくないので、代わりに僕が受けとこうかなと思います」と頼もしく語り、集まったファンから拍手を浴びました。

隣で聞いていたTBS世界陸上アンバサダーの今田美桜さんは「織田さんの横で一緒に届けられることが楽しみ」と笑顔を見せ、客席から「うらやましいぞ!」と声が飛ぶ場面もあったほどです。実際、会場には織田さんの名前入りのうちわやコンサートグッズを持った熱心なファンも多く、「大好きー!」という叫びに織田さんが照れ笑いする和やかな一幕もありました。

ファンと一体になって盛り上がる雰囲気は、まさに織田裕二さんならではの光景でした。

スペシャルアンバサダーとしての意気込み – 「9日間、我々も戦います」

東京大会で織田裕二さんに与えられた肩書は「大会スペシャルアンバサダー」です。

かつてはキャスターとして現地に赴いていましたが、「大会アンバサダー」という形で大会を盛り上げるのは今回が初めての試みでした。織田さんは開幕直前のインタビューで「正直やってみないと分からないなと。楽しみでもあり、恐れもありますね(笑)」と心境を告白しています。

最初は「ちょっとお手伝い」のつもりで引き受けた役割でしたが、蓋を開けてみれば「9日間、まるで電波ジャックするようなもの」で、生中継だけでも1日10時間にも及ぶ長丁場。「打ち合わせも含めるとずっと動いている。体力的にすごく大変なんです」とその重責を明かしました。しかし同時に、「選手は戦っているので、同じく我々も戦います」と力強く宣言し、長年キャスターを務め上げた“世界陸上魂”を燃やしています。

織田さんの隣でアンバサダー初挑戦となる今田美桜さんも「頼もしい織田さんが隣にいてくださるので、現場の熱さをテレビを超えて届けられるよう頑張りたいです」とコメント。織田さんは「今田さんは陸上をやっていたんですよね? それは心強いです」と後輩を激励しつつ、自身も「生放送のテンポについていけるか心配」だと笑いながら語っていました。

13大会分の経験があるとはいえ、「突然“10秒でまとめて”とか“10分話してください”とか無茶振りが来る」生中継の大変さも熟知しており、「大丈夫じゃない!」と冗談めかしつつ気を引き締めていました。とはいえ表情は終始楽しげで、「こんなにずっと競技を間近で見られる機会は貴重。本当に楽しみながら頑張りたいです」と笑顔で語る姿から、並々ならぬ情熱が伝わってきます。

織田裕二さんはスペシャルアンバサダーとして、まさに“織田裕二ならではの言葉”で世界陸上の魅力と価値を伝える使命を担っているといえます。その言葉通り、開幕後のテレビ中継でも彼は全身全霊で陸上愛を発信していくことになります。

開幕前から話題沸騰 – 「世界最大の運動会」広告に賛否

開幕直前、TBSが織田裕二さんを起用して展開したユニークな広告キャンペーンも大きな話題になりました。

渋谷のSHIBUYA109や新宿駅などに掲出された広告には、織田さんがガッツポーズを決める写真と共に「世界最大の運動会開幕」というキャッチコピーが大書されました。さらにTBS陸上公式X(旧Twitter)アカウントでも、織田さんがまるで学校の先生のように「えー、皆さん、ついにこのときが来ました。東京世界陸上、すなわちこの星の頂点を決める運動会です!!」と語りかける30秒動画が公開され、SNS上で瞬く間に拡散されたのです

この破天荒ともいえる“運動会”呼ばわりに対し、ネット上では賛否両論が巻き起こりました。

一部からは「世界一を決める真剣勝負を運動会なんて呼ぶのはアスリートに失礼だ」といった批判の声も上がりました。

しかし多くのファンからは「織田裕二らしい熱い表現で逆にワクワクする!」「子どもからお年寄りまで親しみやすい言い方で良い」と肯定的な反応も寄せられています。

実際、「世界最大の運動会」というフレーズには「難しく構えずみんなで楽しもうという思いが伝わる」と評価する意見もあり、物議を醸しながらも大会前のプロモーションとして大いに注目を集めました。何より織田裕二が帰ってくる!こと自体への喜びは大きく、「織田さんの全力応援がまた見られるなんて最高」「この広告見たら嫌でもテンション上がる!」との声が多数を占めています。

織田さん自身、「街中に“世界陸上”ってあるとうれしくなっちゃいますね」と東京中に盛り上げムードが広がっていることに心躍らせていました。

大会を目前に控え、織田裕二さんの存在感が改めてクローズアップされた瞬間でした。

子どもたちへの特別授業 – 「10年後、国立に立ってるのを楽しみに」

開幕直前には、織田裕二さんが未来のアスリートたちとも交流を深めています。

9月5日には東京・国立競技場で開催された「バトンプロジェクト特別イベント」にスペシャルアンバサダーとして参加し、小学生約40人を対象にした陸上教室で講師役を務めました。北京五輪4×100mリレー銀メダリストの髙平慎士さん(41)と共にバトンパスの実演を行い、子どもたちにバトンの渡し方を丁寧に指導。

さらにトークコーナーでは「ボルトって知ってる?」と気さくに問いかけ、ウサイン・ボルト選手が2009年ベルリン大会で樹立した男子100m・200mの世界新記録を目の当たりにした思い出を語るなど、“おじさんトーク”全開で場を盛り上げました。

織田さんが「おじさんの一番好きな選手は……アリソン・フェリックス!」と伝説的短距離選手の名を挙げると、子どもたちがポカンとしてしまい「誰も知らない!?」と織田さん自身が驚く微笑ましい場面もありました。子どもたちには難しかったようですが、世界のトップアスリートの凄さを自らの言葉で伝えたいという織田さんのサービス精神が感じられます。

最後には「10年後、20年後に皆が国立(競技場)に立っているのを楽しみにしています!」とエールを送り、未来のスター候補たちに夢を託していました。開幕を前にこうした普及イベントにまで積極的に参加する織田裕二さんの姿に、「本当に陸上愛に溢れている」「次世代への想いが熱い」と関係者やファンからも感嘆の声が上がりました。

世界陸上を単なる競技大会にとどまらず、日本中にスポーツの楽しさを広める“お祭り”として盛り上げようとする織田さんの情熱が垣間見えたエピソードです。

9日間の白熱実況 – 織田裕二節が再び炸裂

迎えた大会本番の9日間(9月13日~21日)、織田裕二さんは連日TBS系列の生中継に出演し、熱狂的な実況・解説で視聴者を魅了していく予定です!

オレゴン大会以来2年ぶりとなる織田さんの“世界陸上実況”復活に、多くのファンがテレビにかじりつくこととなるでしょう。

ぜひ織田裕二さんの名場面・名言を期待したいですね!

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